使用OS- Windows 8 Pro(64bit)
スタイル- タッチスクリーンなしのデスクトップスタイル(ノートPC)
コンセプト
- 実態のない「ライブラリ」は使用しない。
- CドライブはCとDに分割し、データ類とインストール場所を選択できるアプリはDドライブに入れる。
- 目的
- システムのクラッシュやウィルスの標的となるシステムドライブからデータ類を保護する。
- システムイメージでリカバリする際、システムドライブに同居するデータ類の消失を防ぐ。
- システムドライブのフラグメンテーションを最低限にする(HDDの場合)。
- OSのクリーンインストールやアップグレードを簡単化する。
- 分割方法(CをCとDへ分割する場合)
- (1)コントロールパネルにある「管理ツール」の「コンピューターの管理」を起動、左欄の「記憶域」にある「ディスクの管理」を選択(※Win+Rでdiscmgmt.mscを入力した方が簡単です)
- (2)下欄
- CD-ROM DVDなどにDが割り当てられている場合は、右クリック→「ドライブ文字とパスの変更」でEなどへ変更する。
- Cドライブを右クリック→「ボリュームの縮小」で適当に縮小すると、その分が未割り当て領域になるので、これをDに割り当てる。
カスタマイズ項目
- (1) スタート画面(Winキー)
- 背景のパターンとカラーの設定:チャームの「設定」→「PC設定の変更」(Win+I→End→Enter)で右上の「スタート画面」(ついでにロック画面も設定)
- タイル
- 不要なものは、右クリック→ピン留めを外す、または、アンインストール
※ピン留めの復帰:Ctrl+Tabまたはアプリバー(タイルの外を右クリック/Wキー+Z/アプリキー)の「すべてのアプリ」で「すべてのプログラム」を出し、当該アイコンを右クリック。
- ニュースなどのライブタイルは、右クリックでライブタイルをオン/オフを設定する。
- グループ分け:ドラッグ移動でグループ分けし、縮小表示(画面右下の[−]をクリック/Ctrl+-/Ctrl+マウスホイールを下へ)でグループを右クリックで選択→アプリバーでグループ名を付ける。
- タイルの任意登録:実行ファイル(またはショートカット)の右クリック→「スタートにピン留め」
- タイルにWindowsのキーを割り当てる:右クリック→場所を表示、ショートカットのプロパティでキーに割り当てる(Alt/Ctrl/Shiftの2つまたは3つ+文字/数字/記号)
- すべてのプログラムに「管理ツール」を表示する:チャームの「設定」→「タイル」→「管理ツールを表示」を「オン」
- ※ストアアプリは、タイルの大きさを変更できる。
- ※起動時、左上端のタイルはEnterだけで実行できる。
- ※すべてのプログラムを縮小表示すると頭文字やカテゴリ別表示になる。
- (2) デスクトップテーマ:デスクトップ(Win+D)で右クリック→「個人設定」
- 右欄:デスクトップの背景(スライドショー可)、ウィンドウ色、サウンド、スクリーンセーバーの設定
- ※「サウンド」はシステム負荷がかかるのでオフに
- ※テーマの場所 C:\Users\(ユーザアカウント名)\AppData\Local\Microsoft\Windows\Themes\
- ※新しいテーマをダウンロードする場合は、「オンラインで追加のテーマを取得」をクリック。
- 左欄:デスクトップアイコン、マウスポインタ
- ※隠したアイコンは、エクスプローラーでデスクトップを開くと表示される。
- ※アカウントの画像変更はスタート画面右上のユーザーアイコンから、名前の変更はコントロールパネルの「ユーザーアカウント」で
- ※アカウント画像の場所(移動可) C:\User\(ユーザーアカウント名)\AccountPictures 448px*448px
- (3) 視覚効果のカスタマイズ(デスクトップの軽量化)
- システムのプロパティ(Win+X→Y)の「システムの詳細設定」→「詳細」タブの「パフォーマンス」の[設定]をクリック、「視覚効果」タブで「カスタム」を選択、必要なもののみにチェック。
- 例
- アイコンの代わりに縮小版を表示する
- スクリーンフォントの縁を滑らかにする
- (4) AeroスナップとAeroシェイクを無効化する
- コントロールパネルの「コンピュータの簡単操作センター(Win+U)」の「マウスを使いやすくします」→「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列しないようにします」にチェック
- (5) 以下のフォルダをDドライブへ移動する
- デスクトップ、マイドキュメント、マイピクチャ、マイミュージック、マイビデオ、ダウンロード、検索、IEのお気に入り:各フォルダのプロパティ→「場所」タブ
- IEのキャッシュ:コントロールパネル→インターネットオプション→「全般」タブの「閲覧の履歴」にある[設定]→[フォルダの移動]
- テンポラリ:コントロールパネル→「システム」→左メニュー(ペイン)「システムの詳細」→「詳細設定」タブの [環境変数]に出るユーザーとシステムのTEMPとTMP
- ※アプリのインストールはDドライブへ(インストール先が変えられないものもデータ類はなるべくDドライブへ保存するようにする)
- ※起動時に自動実行させたいアプリなどは、ショートカットを「スタートメニュー」の「プログラム」にある「スタートアップ」に入れる。
- ※はじめて「標準ライティング機能」を使用するときにテンポラリロケーションも移動する(光学メディアドライブの右クリック→プロパティ→「書き込み」タブ)
- (6)「エクスプローラー(Win+Eでコンピュータ)」の設定
- 左欄の設定:表示→「ナビゲーション ウィンドウ」で「ナビゲーション ウィンドウ」「お気に入りを表示」にチェック
- 「お気に入り」へ「マイドキュメント」など、よく使うフォルダをドロップする(保存ダイアログに表示される)
※カレントフォルダなら、「お気に入り」の右クリック→「現在の場所をお気に入りに追加」
- 「システムファイル」と「拡張子」の表示:「表示」リボンの「ファイル名拡張子」「隠しファイル」にチェック
- フォルダー オプション:「表示」リボンの「オプション」
- デスクトップとエクスプローラを別プロセスにする(エクスプローラのクラッシュからデスクトップを保護する):「フォルダー オプション」の「表示」タブで「別のプロセスでフォルダーウィンドウを開く」にチェック
- クイックアクセスツールバーのカスタマイズ:タイトルバーにある▼でプルダウン
- ※エクスプローラーは、Ctrl+Nでカレントフォルダを別に開くことができる。
- (7) タスクバーとジャンプリスト
- 設定:タスクバーの右クリック→「プロパティ」
- タスクバーへのアプリ登録:実行ファイルやショートカットの右クリック→「タスクバーにピン留め」
- ※タスクバーにピン留めしたアプリは、Win+数値(左からの順番)で起動できる。
- ※起動中アプリのピン留め:タスクバーのアイコンを右クリック→「タスクバーにピン留めする」。(この方法でコントロールパネル(Win+X→P)もピン留めできる)
- ※フォルダ(「すべてのプログラム」など)を表示したい場合は、タスクバーの右クリック→「ツールバー」→「新規ツールバー」で。
- ※ジャンプリストで自動消去したくない項目は、右端アイコンのクリックでピン留めされる。
- (8) ドライブ復元の設定
- コントロールパネルの「システム(Win+Pause/Break)」にある「システムの保護」タブ
- Cドライブを選択し[構成]をクリック、「システム設定とファイルの以前のバージョン」を選択、「ディスク領域の使用量」を1G程度に変更する。
- Dドライブを選択し[構成]をクリック、「ファイルの以前のバージョンのみを復元する」を選択、「ディスク領域の使用量」を適当に設定する。
- (9)「Windows SuperFetch」と「Windows ReadyBoost」を停止する
- 再起動後、コントロールパネルの「管理ツール」で「サービス」を起動、一覧にあるSuperfetchをダブルクリック、「スタートアップの種類」を「無効」に設定する。
- (10) 自動メンテナンスを無効化する
- 1.Win+R → taskschd.msc でタスクスケジューラを起動
- 2.左欄で、タスクスケジューラ ライブラリ > Microsoft > Windows > TaskScheduler
- 3.中央上段の Regular Maintenance を右クリック→無効
- (11) IMEの設定:プロパティの「入力履歴を使用する」と「誤変換データを自動的に送信する」のチェックをはずし、[詳細設定]をクリック、「予測入力」タブで「予測入力を使用する」のチェックをはずし、「プライバシー」タブで「誤変換の履歴をファイルに保存する」のチェックをはずし、[OK]をクリック。
- (12)「システムイメージ」と「システム修復ディスク」の作成
- コントロールパネルの「ウィンドウズ7のファイルの回復」の左欄にある「システムイメージの作成」と「システム修復ディスクを作成」からそれぞれ作成。
- ※システムイメージは、システムドライブがあるハードディスク以外に作る。
- (その他)
- 「ごみ箱」の設定:「ごみ箱」アイコンの右クリック→プロパティ
- 通知領域アイコンのカスタマイズ:Win+B → Enter
- バルーン通知の通知時間変更:コンピュータの簡単操作センター(Win+U)→「コンピュータでの作業に集中しやすくします」で「時間制限と明滅画像を調整します」にある「Windowsの通知ダイアログボックスの表示時間」を変更
- 問題レポートの確認を無効化する:コントロールパネルの「アクションセンター」→「メンテナンス」の「問題レポートの解決策を確認」の[設定]→「解決策を確認しない(推奨しません)」を選択、OK。ついでに、「メンテナンス」の「メンテナンス設定の変更」で「スケジュールされたメンテナンスによるコンピューターのスリープ解除を許可する」のチェックをはずす。
※既存の問題レポートを削除する場合は、「メンテナンス」の「信頼性履歴の表示」→[問題レポートをすべて表示]→[問題レポートをすべてクリア]
- デスクトップのプレビュー(Win+Space)を無効化する:タスクバー右端(デスクトップの表示)を右クリック→「デスクトップのプレビュー」のチェックをはずす。
- ノートPCの電源や明るさなど:モビリティセンター(Win+X→B)
- タスクバーの日付と時刻に海外時計を加える(2つまで):日付と時刻の右クリック→「日付と時刻の調整」→「追加の時計」タブ
※日付と時刻は、左クリックするとカレンダーとアナログ時計が表示される。表示形式の変更はコントロールパネルの「地域」で
- 「スタートメニュー」を付ける:Classic Shell
- アップデートの場合のそうじ:管理ツールの「ディスク クリーンアップ」を起動、[システム ファイルのクリーン アップ]をクリック、Cドライブを選択、「以前のWindowsのインストール」を削除。
- その他のショートカット:拡大鏡:Win++−、タスクマネージャ:Ctrl+Shift+Esc、チャーム:Win+C、クイックアクセスメニュー:Win+X