※OSのバージョン等により違っている場合があります。

使用OS

Windows 7 Home Premium (32bit)

コンセプト

実態のない「ライブラリ」は使用しない。
CドライブはCとDに分割し、データ類とインストール場所を選択できるアプリはDドライブに入れる。
目的
  • システムのクラッシュやウィルスの標的となるシステムドライブからデータ類を保護する。
  • システムイメージでリカバリする際、システムドライブに同居するデータ類の消失を防ぐ。
  • システムドライブのフラグメンテーションを最低限にする(HDDの場合)。
  • OSのクリーンインストールやアップグレードを簡単化する。
分割方法(CをCとDへ分割する場合)
(1)コントロールパネルにある「管理ツール」の「コンピューターの管理」を起動、左欄の「記憶域」にある「ディスクの管理」を選択(※Win+Rでdiscmgmt.mscを入力した方が簡単です)
(2)下欄
CD-ROM DVDなどにDが割り当てられている場合は、右クリック→「ドライブ文字とパスの変更」でEなどへ変更する。
Cドライブを右クリック→「ボリュームの縮小」で適当に縮小すると、その分が未割り当て領域になるので、これをDに割り当てる。

カスタマイズ項目

(1) デスクトップテーマ:デスクトップ上で右クリック→「個人設定」
右欄:デスクトップの背景(スライドショー可)、ウィンドウ色、サウンド、スクリーンセーバーの設定
   ※「サウンド」はシステム負荷がかかるのでオフに
   ※テーマの場所 C:\Users\(ユーザアカウント名)\AppData\Local\Microsoft\Windows\Themes\
   ※新しいテーマをダウンロードする場合は、「オンラインで追加のテーマを取得」をクリック。
左欄:デスクトップアイコン、マウスポインタ、アカウント画像の変更
   ※隠したアイコンは、エクスプローラーでデスクトップを開くと表示される。
   ※アカウント画像の初期値 C:\ProgramData\Microsoft\User Account Pictures\Default Pictures\user.bmp(128*128px)
   ※アカウント名の変更は、コントロールパネルの「ユーザーアカウント」で
(2) 視覚効果のカスタマイズ(デスクトップの軽量化)
コントロールパネルの「システム(Win+Pause/Break)」→「システムの詳細設定」→システムのプロパティの「詳細設定」タブで「パフォーマンス」の[設定]をクリック、パフォーマンスの「視覚効果」タブで「カスタム」を選択、必要なもののみにチェック。
  • Aeroプレビューを有効にする
  • アイコンの代わりに縮小版を表示する
  • ウィンドウとボタンに視覚スタイルを使用する
  • スクリーンフォントの縁を滑らかにする
  • デスクトップコンポジションを有効にする
  • 透明感を有効にする
(3) AeroスナップとAeroシェイクを無効化する
コントロールパネルの「コンピュータの簡単操作センター(Win+U)」の「マウスを使いやすくします」→「ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列しないようにします」にチェック
(4) メモリ食いのガジェットを無効化する
コントロールパネルの「プログラムと機能」で左の「ウィンドウズの機能の有効化または無効化」をクリック、一覧表示から「ガジェットプラットフォーム」のチェックをはずす。
(5) 以下のフォルダをDドライブへ移動する
  • デスクトップ、マイドキュメント、マイピクチャ、マイミュージック、マイビデオ、ダウンロード、検索、IEのお気に入り:各フォルダのプロパティ→「場所」タブ
  • IEのキャッシュ:コントロールパネル→インターネットオプション→「全般」タブの「閲覧の履歴」にある[設定]→[フォルダの移動]
  • テンポラリ:コントロールパネル→「システム」→左メニュー(ペイン)「システムの詳細」→「詳細設定」タブの [環境変数]に出るユーザーのTEMPとTMP
※アプリのインストールはDドライブへ(インストール先が変えられないものもデータ類はなるべくDドライブへ保存するようにする)
※起動時に自動実行させたいアプリなどは、ショートカットを「スタートメニュー」の「プログラム」にある「スタートアップ」に入れる。
※はじめて「標準ライティング機能」を使用するときにテンポラリロケーションも移動する(光学メディアドライブの右クリック→プロパティ→「書き込み」タブ)
(6)「エクスプローラー(Win+Eでコンピュータ)」の設定
  • レイアウト:「整理」→「レイアウト」
  • 左欄の設定:「ツール」→「フォルダー オプション」の「全般」タブの「ナビゲーション ウィンドウ」
  • 「お気に入り」へ「マイドキュメント」など、よく使うフォルダをドロップする(保存ダイアログに表示される)
       ※カレントフォルダなら、「お気に入り」の右クリック→「現在の場所をお気に入りに追加」
  • システムファイルと拡張子の表示:「フォルダー オプション」の「表示」タブの「ファイルとフォルダーの表示」で「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェック、「登録されている拡張子は表示しない」のチェックをはずす
  • デスクトップとエクスプローラを別プロセスにする(エクスプローラのクラッシュからデスクトップを保護する):「フォルダー オプション」の「表示」タブで「別のプロセスでフォルダーウィンドウを開く」をチェック
※エクスプローラーは、Ctrl+Nでカレントフォルダを別に開くことができる。
※目的のフォルダーを開くオプションスイッチ d:\dataの例:explorer /e ,/root, d:\data
(7) スタートメニューとタスクバー
スタートメニュー
右欄:タスクバーの右クリック→「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ(Win→Esc→Alt+Enter)」→「[スタート]メニュー」タブで電源の初期値などを設定し、[カスタマイズ]をクリックして詳細を設定(※「ドキュメント」「ピクチャ」「ビデオ」は「この項目を表示しない」を選択)、ついでに「タスクバー」タブと「ツールバー」タブも設定
左欄:使用頻度が高いショートカットが自動的に表示される他、任意に登録(実行ファイルやショートカットの右クリック→「スタートメニューに表示する」)もできる。
タスクバーへのアプリ登録:実行ファイルやショートカットの右クリック→「タスクバーに表示する」。起動中のアプリは、タスクバーのアイコンを右クリック→「このプログラムをタスクバーに表示する」
  ※タスクバーのアプリは、Win+順番数で起動できる。
  ※フォルダを表示したい場合は、タスクバーの右クリック→「ツールバー」→「新規ツールバー」
※ジャンプリストで自動消去したくない項目は、右端アイコンのクリックでピン留めされる。
(8) ドライブ復元の設定
コントロールパネルの「システム(Win+Pause/Break)」にある「システムの保護」タブ
  • Cドライブを選択し[構成]をクリック、「システム設定とファイルの以前のバージョン」を選択、「ディスク領域の使用量」を1G程度に変更する。
  • Dドライブを選択し[構成]をクリック、「ファイルの以前のバージョンのみを復元する」を選択、「ディスク領域の使用量」を適当に設定する。
(9) バックアップの設定
コントロールパネルの「バックアップと復元」→バックアップ先を指定→「バックアップの対象」で「自分で選択する」をチェック→適当に選択し、「次のドライブのシステムイメージを含める」のチェックをはずす→スケジュールを設定する場合は[スケジュールの変更]で設定→[設定を保存してバックアップを実行]
(10)「Windows SuperFetch」と「Windows ReadyBoost」を停止する
再起動後、コントロールパネルの「管理ツール」で「サービス」を起動、一覧にあるSuperfetchをダブルクリック、「スタートアップの種類」を「無効」に設定する。
(11) ハードディスクに負荷のかかる「検索インデックス」を停止する
コントロールパネルの「管理ツール」で「サービス」を起動、一覧にあるWindows Searchをダブルクリック、「スタートアップの種類」を「無効」に設定する。
(12) ディスクデフラグの自動実行を解除する
[スタート]→「すべてのプログラム」→[アクセサリ]→[システムツール]→「ディスクデフラグツール」を起動、[スケジュールの構成]→「スケジュールに従って実行する(推奨)」のチェックをはずす
(13)「システムイメージ」と「システム修復ディスク」の作成
コントロールパネルの「バックアップと復元」の左欄にある「システムイメージの作成」と「システム修復ディスクを作成」からそれぞれ作成。
※システムイメージは、システムドライブがあるハードディスク以外に作る。
※システムの修復は、このディスク以外に、「詳細ブートオプション(起動時F8)」の「コンピューターの修復」→「システム回復オプション」でも可能。
(その他)
  • 「ごみ箱」の設定:「ごみ箱」アイコンの右クリック→プロパティ
  • 通知領域アイコンのカスタマイズ:Win+B → Enter
  • バルーン通知の通知時間変更:コンピュータの簡単操作センター(Win+U)→「コンピュータでの作業に集中しやすくします」で「時間制限と明滅画像を調整します」にある「Windowsの通知ダイアログボックスの表示時間」を変更
  • デスクトップのプレビュー(Win+Space)を無効化する:タスクバー右端(デスクトップの表示)を右クリック→「デスクトップのプレビュー」のチェックをはずす
  • ノートPCの電源や明るさなど:モビリティセンター(Win+X)
  • 問題レポートの確認を無効にする:コントロールパネルの「アクションセンター」→「メンテナンス」の「問題レポートの解決策を確認」の[設定]→「解決策を確認しない(推奨しません)」を選択
    ※既存の問題レポートを削除する場合は、「メンテナンス」の「信頼性履歴の表示」→[問題レポートをすべて表示]→[問題レポートをすべてクリア]
  • タスクバーの日付と時刻に海外時計(2つまで)を加える:日付と時刻の右クリック→「日付と時刻の調整」→「追加の時計」タブ
    ※日付と時刻は、左クリックするとカレンダーとアナログ時計が表示される。表示形式の変更はコントロールパネルの「地域と言語」で
  • その他のショートカット:拡大鏡:Win++−、タスクマネージャ:Ctrl+Shift+Esc

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